ニキビの原因の菌は体から完全になくすことができない?

常在菌
思春期の10代の頃には誰もが経験したことのある肌トラブルといえば「ニキビ」ですね。
服で隠せる体の部分ならともかく、顔にできたニキビは隠しようがないので、ニキビがあるだけでその日のテンションが下がってしまいがちになります。

10代の頃にできるニキビと大人になってからできるニキビは性質に多少の違いがありますが、ここではまずニキビがどういうものなのかその仕組みを学んでみましょう。
ニキビの仕組みや原因をきちんと知れば、早く治すための効果的な治し方もできるようになりますよ。

体に存在していても良い菌がある

ニキビができる原因は「アクネ菌」という菌です。
「菌」という言葉を聞くとどうしても体にとって悪いもののように思ってしまいがちですが、このアクネ菌は人の肌に必ず存在しているものなので、それが存在すること自体は問題がありません。
このような菌のことを「常在菌(じょうざいきん)」といいます。

常在菌(じょうざいきん)とは、主にヒトの身体に存在する微生物(細菌)のうち、多くの人に共通してみられ、病原性を示さないものを指す。
常在菌 – Wikipedia

つまり病原性がない菌なら、人体に存在していても問題がないわけですね。
そして、常在菌の中でもニキビの原因になる「アクネ菌」は皮脂(※)を栄養分として好むという特性があります。

もし何らかの理由によって毛穴の中の皮脂がきちんと排出されていない状態が続くとアクネ菌が過剰に増殖してしまい、その結果ニキビができてしまいます。
いくら体に存在していても問題のない菌だからといっても、「過剰」なほどに増殖してしまっては問題も出てくるというわけです。

「ニキビ予防のためには洗顔が良い」というのは誰でも一度は効いたことのある対処法だと思いますが、それは「毛穴の中の皮脂をきちんと排出させるため」というわけです。

皮脂がなくなればニキビはできない?

皮脂は皮膚や体毛の表面に薄い膜状に広がることで、皮膚や毛髪を保護・保湿する役割を果たしています。
また、皮膚上で分解されることによって弱酸性となり、病原菌などを排除する役割も果たしています。

つまり、皮脂は人間にとって必要なものなので、無くすということはたとえ可能であったとしても健康上良くないわけです。

皮脂によって毛穴を詰まらせないことが重要

皮脂を取り除くというのは健康の面から見ても良くないことがわかっていただけたでしょうか?
では、皮脂を無くすという方法を採らずに、ニキビを防ぐためにはどうするればいいのでしょう?
もうおわかりですね。

毛穴を皮脂で詰まった状態のままにしておかないことです。

すでにできてしまったニキビの対処法については「ニキビを悪化させないための注意点や治し方」のページで解説していますが、これらの対処法はニキビの予防にもそのまま役立ちますので、ぜひ参考にしてみてください。

できてしまったニキビはなるべく早く治して、今後はニキビができにくい習慣や知識を身につけておきましょうね。